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"大魔導主義帝国"
アンスール帝国
エルデ地方のおよそ3分の1を占める領土と大規模な軍隊を有する、現在のエルデ地方で最大の国力を持つと推測される大帝国。
領土の広さの割には得られる魔法資源があまりにも少ないため、国のライフラインを支える魔法産業には多くの奴隷、魔導師でない人間が生まれつき体に持っている魔力を搾取することでそのエネルギーを賄ってきた。そのため代々統治してきた歴代皇帝の圧政もあってかただ搾取されるだけの側である国民の怒りは増す一方で、王家に対する支持率も非常に低く、国の治安も現状とても悪い。
しかし十数年前、前皇帝『リア』が大規模な産業改革の実施を発表。人の命にも近い魔力を搾取する魔法ではなく、魔法よりコストが高いものの場合によっては魔法よりも膨大なエネルギーを生み出せるという「科学」を産業に取り入れることで腐敗した国家を立て直すと宣言した。その影響で今日の帝国には魔法と科学の混在した施設が多く存在する。
3年前に起きた"反乱"により皇帝リアは『ランス』と名乗るレジスタンス陣営の筆頭に討たれたため、その第一皇子『ディザレス』が次代アンスール皇帝の座を継ぐはずであった。しかし即位直前に、アンスール帝国と技術提携を結んでいる隣国ジュリエーザ共和国に滞在していた際、視察に訪れた国営研究所で発生した爆発事故及び狙撃手(スナイパー)の襲撃により突如消息を絶ったため、急遽実姉のオフィーリアが帝国初の女帝になるという前代未聞の事態が起きた。
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